薬膳と香り、心を紡ぐ日々

アイコン変更しました!

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)この時期の薬膳


🌿 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる):春の訪れと養生の知恵

七十二候の一つである「土脉潤起」は、二十四節気の「雨水」の初候にあたり、冬の寒さが和らぎ、冷たい雪が温かい春の雨へと変わり、ゆっくりと大地を潤し始める時期 を表しています。

雨水が大地を潤し、草や木の芽吹きを促す重要な役割を果たします。少しずつ日差しが柔らかくなり、春の気配を感じる一方で、寒暖差が激しく、体調管理が必要な時期でもあります。

 


🌸 春先の不調とその対策

この時期は、自律神経の乱れや免疫バランスの崩れが起こりやすく、花粉症や肌荒れなどの症状が出やすい 時期でもあります。

🌀 よくある不調と対策

花粉症や肌荒れ → 体の炎症を抑える食材を取り入れる(ビタミンC・βカロテン豊富な野菜)

自律神経の乱れ → 良質な睡眠・軽いストレッチでリラックス

疲労・ストレス → 温かい食事・リラックスできるハーブティーを取り入れる

 

 


🥬 春の訪れを感じる食材:早生キャベツ

スーパーにも 「早生キャベツ」 が並び始めました。早生キャベツは 通常のキャベツよりも葉が柔らかく、甘みがあり、胃腸にやさしい のが特徴です。

キャベツの栄養ポイント

ビタミンC(免疫力UP・肌の修復)

ビタミンU(キャベジン(胃腸の粘膜を保護)

食物繊維(腸内環境を整える)

この時期にピッタリのキャベツを使った、体を温める 「鶏肉とキャベツの野菜スープ」 をご紹介します!

 


🍲 鶏肉とキャベツの温活野菜スープ

🌿 材料(2〜3人分)

  • 鶏の手羽中 or 手羽元 5〜6本

  • 早生キャベツ 1/4玉(ざく切り)

  • 大根 5cm(いちょう切り)

  • ニンジン 1/2本(薄切り)

  • 玉ねぎ 1/2個(くし切り)

  • にんにく 1片(スライス)

  • じゃがいも 1個(角切り)

  • 水 800ml くらい

  • 塩・コショウ 適量

  • ブイヨン or 鶏がらスープの素 小さじ1

🌿 作り方

1️⃣ 鍋に水と鶏肉、にんにくを入れて火にかけ、アクを取りながら煮込む。

2️⃣ 野菜(大根・ニンジン・玉ねぎ・じゃがいも)を加え、弱火で10分程度煮る。

3️⃣ キャベツを加え、さらに5分煮る。

4️⃣ 塩・コショウ、ブイヨンで味を調えて完成!

 

🍵 薬膳ポイント

🟢 鶏肉 → 気を補い、体を温める

🟢 キャベツ → 胃腸を整え、春の不調をサポート

🟢 大根 → 消化を助け、余分な熱を鎮める

🟢 にんにく → 免疫力UP、体を温める

寒暖差が激しく、まだ冷える日も多いこの時期。体を温めるスープを取り入れて、春を迎える準備をしましょう!

 


🌼 まとめ

七十二候「土脉潤起」は、春の雨が大地を潤し、植物が芽吹く準備をする時期。

✅ この時期は自律神経が乱れやすく、花粉症や肌荒れが起こりやすい。

✅ 早生キャベツは春にぴったりの食材!胃腸にやさしく、免疫力をサポート。

✅ 「鶏肉とキャベツの温活スープ」で、体を温めながら春の変化に備えましょう!

 

春の訪れとはいえ、寒波で寒さが続くので風邪をひかないようにしてください😊