
第13候「玄鳥至(つばめきたる)」 この時期の薬膳
時期 : 4月4日~4月8日ごろ
二十四節気では清明の初候にあたるこの時期。 ツバメが南から渡ってくるとされ、春本番を感じさせる頃です。玄鳥とは「つばめ」の異名だそうです。
子どもの頃、我が家の玄関先には毎年のようにつばめがやってきて巣を作っていました。「今年も来たな…」なんて、子どもながらに当たり前のように感じていたものです。しばらくすると巣の中では、ヒナたちがピーピーと元気な声を上げながら親鳥に餌をねだっていて、その小さな口を一生懸命開ける様子が本当に可愛らしかったのを思い出します。
今の私だったら毎日その成長を観察して、写真を撮ったりして見守っただろうな…と、ちょっぴりもったいないことをしたなと思います。
少しずつ気温も安定しはじめ、自然界では新たな命が芽吹く一方で、私たちの体も冬から春への移行に順応しようとしています。 この時期は、肝の働きを整えつつ、気の巡りを良くして、軽やかに春を迎えることが大切です。
今回のおすすめは「ふき・鰆(さわら)・ごぼう」にしてみました。
✅前回の第12候はこちら ↓
玄鳥至におすすめの食材
ふき(春の巡りとデトックスをサポート)
春の山菜として親しまれるふきは、独特のほろ苦さが特徴。
✅ 気の巡りを助け、冬の滞りを流す
✅ 春に乱れやすい肝の働きを整える
✅ 食欲不振や春のだるさにもおすすめ
鰆(気を補い、春の体力をサポート)
「春を告げる魚」とも呼ばれる鰆(さわら)は、この時期が旬です。
✅ 体にやさしいタンパク源で、気力・体力を養う
✅ 消化にも良く、胃腸に負担をかけにくい
✅ 良質な脂が、乾燥しがちな春の肌にも◎
ごぼう(巡りと排出を促す) 根菜の代表格・ごぼうは、春のデトックスにも力を発揮。 ✅ 体内の不要なものを排出するのを助ける
✅ 腸内環境を整え、春の不調に備える
✅ 血の巡りを良くし、冷え対策にも
🍽️ 今回のレシピ:鰆と豆腐の香味あんかけ
春は寒暖差や環境の変化で、自律神経が乱れがち。このレシピは、鰆と豆腐のたんぱく質で体力を養いつつ、野菜たっぷりの香味あんで巡りを整えます。 酢のさっぱりとした風味で、気分もリフレッシュ♪
材料(3人分)
・鰆 … 3切れ(食べやすい大きさに切る)
・豆腐 … 1丁(水切りしておく)
・片栗粉 … 適量
・ごま油 … 小さじ1〜2
<香味あん>
・しょうが … 1.5かけ(みじん切り)
・にんじん … 1/2本(千切り)
・しいたけ … 3枚(薄切り)
・もやし … 1/2袋(軽く洗って水を切る)
・ニラ … 1/2束(3〜4cm長さにカット)
・だし … 300ml
・醤油 … 大さじ1と1/2
・みりん … 大さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1と1/2(さっぱり感が欲しい場合)
・塩 … 少々(味をみて調整)
・水溶き片栗粉
作り方
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鰆と豆腐に片栗粉をまぶし、多めの油で両面をカリッと焼く。
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フライパンか鍋にごま油を熱し、しょうがを炒めて香りを出す。
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にんじん・しいたけを加えて軽く炒める。
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だしを注ぎ、煮立ったらもやしを加えてひと煮立ち。
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醤油・みりん・酢・塩で味を整える。
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ニラを加え、さっと混ぜてすぐに水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
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焼いた鰆と豆腐にたっぷりあんをかけて完成!
薬膳ポイント
・鰆:補気作用があり、胃腸にやさしく春の体力維持に◎
・豆腐:体の余分な熱を冷まし、消化を助ける
・もやし:清熱・利水作用があり、春のむくみやだるさにも◎
・ニラ:温性で気の巡りを良くし、肝をサポート。春の疲れ・冷え対策にも
・しょうが・しいたけ:消化力アップ、気血の補いに◎
・にんじん:脾を補い、目や肌のケアにも役立つ
まとめ
春の訪れとともに、体も気持ちもリセットのタイミング。 この時期は「巡り」と「排出」を意識した食材で、体の内側から春モードに整えていきましょう!
ぜひ、お試しください。