薬膳と香り、心を紡ぐ日々

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【春の不調を吹き飛ばそう】第16候 葭始生 におすすめの薬膳レシピ&食材3選

【春の不調にさよなら】第16候「葭始生(あしはじめてしょうず)」心と体の"巡り"を整えましょう

二十四節気穀雨・初候(4月20日〜4月24日ごろ)

湖や川のほとりで、青々とした「葭(あし)」がまっすぐに芽吹き始める頃、「葭始生(あしはじめてしょうず)」を迎えます。自然界が生命力にあふれ、私たちも活動的になる季節ですが、春も終盤に差し掛かると、なんだか心や体に不調を感じやすくなりませんか?

◆前回の第15候はこちら↓

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「なんだか最近、体が重だるい…」 「日中の気温差についていけず、夜ぐっすり眠れない…」 「理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだり…」

春特有の寒暖差は、私たちの自律神経を揺さぶり、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまいがちです。

薬膳の世界では、「春の終わりは、"気"の巡りをスムーズにし、体内の余分な"湿"を取り除くことが大切」と考えます。滞りがちなエネルギーを流し、不要なものをデトックスすることで、心身ともに軽やかさを取り戻すのです。

そこで今回は、この時期にぴったりの食養生として、旬の恵み「たけのこ」「そら豆」「青じそ」に注目しました。それぞれの持つパワーと、それらを活かした簡単でおいしい養生レシピをご紹介します。

 

旬の恵みに感謝!でも、正直ちょっと大変…?

実は最近、父の友人から立派な「たけのこ」をいただく機会が続いています。春の香りが食卓に広がるのは本当に嬉しいのですが…正直なところ、あの下処理、ちょっと(いや、かなり?)手間がかかりますよね😅

最初にくださった方は、なんと米ぬかまでセットで用意してくれていて、「神…!」と心の中で叫びました(笑)

次にいただいたものは、きれいに洗い流されていてたけのこのザラザラがなし。「なんて丁寧な仕事…!」と感動。

そんな心遣いに触れるたび、食材への感謝の気持ちが深まります。ただ、ありがたく頂戴しつつも、我が家のたけのこ料理のレパートリーは、いりこを入れて煮込むものと、若竹煮… とマンネリ気味なのが悩みどころ。

「今年こそ、新しい食べ方に挑戦してみたい!」 そんな思いから、今回は春らしさ満点の爽やか和風パスタにチャレンジしてみました。

春の終わりに摂りたい!おすすめ食材とその薬膳パワー

この時期の心と体の揺らぎに、そっと寄り添ってくれる3つの食材の力を見ていきましょう。

 

たけのこ:春の代表格!巡りを促し、溜まったものをデトックス

春の味覚の王様「たけのこ」。独特のえぐみは、アク(灰汁)抜きで和らぎます。

  • 体にこもった余分な熱をクールダウン: 春の陽気で体に熱がこもりやすいのを鎮めます。のぼせやほてりを感じる時にも。
  • 消化を助け、余分な水分を排出(利水): 体内の水の巡りを良くし、「湿」による重だるさやむくみを解消する手助けをします。
  • 豊富な食物繊維で腸内環境を整える: 便通を促し、腸からスッキリ!不要なものを排泄するデトックス効果も期待できます。

シャキシャキとした歯ごたえと爽やかな香りが、春の倦怠感を吹き飛ばし、リフレッシュさせてくれます。

 

 そら豆:胃腸を労り、エネルギーをチャージ

鮮やかな緑色が美しい「そら豆」は、春から初夏が旬。豆類の中でも栄養価が高く、体を元気にしてくれる食材です。

  • 胃腸(脾)の働きをサポートし、消化吸収を助ける: 食べ物の栄養を効率よくエネルギーに変える力を高め、疲れにくい体づくりを応援します。
  • 気を補い、スタミナアップ: 体のエネルギー源である「気」を補給し、春バテ気味の体に活力を与えます。
  • 利尿作用でむくみケア: たけのこと同様、余分な水分を排出し、体の重さやだるさを和らげます。

優しい甘みとほっくりとした食感で、疲れた胃腸を労わりながら、元気を補給しましょう😊

 

青じそ(大葉):香りで巡らせ、気分もリフレッシュ

爽やかな香りが特徴の「青じそ」。薬味としてだけでなく、その香りには素晴らしいパワーが秘められています。

  • 気の巡りを促進し、ストレスを緩和: 香り成分が滞った「気」の流れをスムーズにし、春特有のイライラや気分の落ち込みを和らげます。「気」が巡ることで、体全体の機能もスムーズに。
  • 食欲増進&消化サポート: 爽やかな香りが食欲を刺激し、胃腸の働きを助けます。食欲がない時にもおすすめ。
  • 解毒・抗菌作用: 生ものに添えられることが多いように、食中毒予防や解毒作用も期待されています。

独特の清涼感あふれる香りで、心と体のモヤモヤを晴らし、軽やかな気分へと導いてくれます♪

【レシピ】春の恵みで巡りアップ!たけのこと青じその爽やか和風パスタ

旬の食材を手軽に、おいしく楽しめる、オイル控えめのヘルシーなパスタです。たけのこの食感と青じその香りが食欲をそそります。

 

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 材料(2人分)

  • スパゲッティ … 160g
  • たけのこ(水煮または下処理済みのもの) … 100g程度
  • 青じそ … 5〜6枚
  • にんにく … 1かけ
  • ごま油 … 小さじ2
  • 醤油 … 小さじ2〜3(お好みで調整)
  • 塩 … 少々
  • こしょう … 少々
  • 白ごま … 適量(仕上げ用)
  • (お好みで)鷹の爪(輪切り)… 少々

作り方

  1. 下準備:
    • たけのこは食べやすい大きさの薄切り、または細切りにする。(穂先と根元で切り方を変えても◎)
    • 青じそは軸を取り、千切りにする。
    • にんにくはみじん切りにする。
  2. パスタを茹でる: 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩(分量外:お湯1Lに対し塩小さじ2程度)を入れ、スパゲッティを表示時間より1分ほど短めに茹で始める。
  3. 具材を炒める: フライパンにごま油とにんにく、お好みで鷹の爪を入れて弱火にかける。香りが立ってきたら中火にし、たけのこを加えてさっと炒める。
  4. パスタと合わせる: 茹で上がったスパゲッティ(茹で汁を少し取っておくと良い)をフライパンに加え、醤油を回し入れる。塩・こしょうで味を調え、全体をよく混ぜ合わせる。(※パサつくようであれば、茹で汁を少量加えて調整)
  5. 仕上げ: 火を止めてから、千切りにした青じそを加えてさっと混ぜ合わせる。
  6. 盛り付け: 器に盛り付け、仕上げに白ごまをふったら完成!

 

 アレンジのヒント

  • 梅肉を少し加えると、さらにさっぱりとした味わいに。クエン酸効果で疲労回復も期待できます。
  • きのこ類(しめじ、エリンギなど)を加えてボリュームアップ&食物繊維プラス!

まとめ:巡りを整えて、軽やかに初夏を迎えよう!

春の終わり、「葭始生」の時期は、心身のバランスが揺らぎやすい時。そんな時こそ、自然の恵みである旬の食材の力を借りて、セルフケアをしてみませんか?

  • たけのこ: 体に溜まった余分な熱や水分を排出し、デトックス
  • そら豆: 弱った胃腸を労わり、エネルギーを補給して元気チャージ!
  • 青じそ 爽やかな香りで気の巡りを促し、気分をリフレッシュ!

今回ご紹介した「たけのこと青じその爽やか和風パスタ」は、これらの食材のパワーを手軽に取り入れられる一品です。

心地よい季節、旬の味覚を楽しみながら、体の内側から"巡り"を整え、軽やかな心と体で輝く初夏を迎えましょう!ぜひ、ご家庭で作ってみてくださいね♪