
第19候 「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)立夏の養生
期間 : 5月5日~5月9日ごろ
ゴールデンウイーク真っ只中で、旅行などお出かけしてる方も多いと思います。 私もお出かけしてきましたが、ところどころで いつもより酷い渋滞をみかけました。 家でのんびりしていても、旅行で楽しい思い出を作ってきても もうすぐ連休もおわり、またいつもの日常が戻ってきます。 暦では今日から夏になります。徐々に日差しが強くなったり、 体では胃腸が疲れたりと、陽気が高まると心身の変化も現れてくるそうです。 少しでも早く、日常に戻れるように、まずは心と体を整えることから始めましょう。
七十二候「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)とは?
5月5日~5月9日は二十四節季「立夏」の初候にあたる、 第19候 蛙始鳴(かわずはじめてなく) の時期になります。
朝晩の寒さも和らいできて、文字通り、カエルの鳴き声が田んぼなどから賑やかに聞こえ始める頃です。私も先日、田んぼに水がはられているところをみかけ、カエルも出てくるのかなぁと思いながら通り過ぎました。自然の生命力が満ちてくるのを感じる季節ですね。
前回 第18候はこちら ↓
蛙始鳴の時期の養生ポイントと薬膳的な体への影響
だんだんと気温が高くなっていき、体も夏に向けて準備をはじめるそうです。
薬膳では、夏は「心」の働きが活発になる季節で、「心」の働きをサポートするのが重要にもなります。
この時期、自然界の陽気が高まるように、私たち人間の体の中の陽気も増してきます。ですが、急な気温の上昇や湿度の変化は、体に負担をかけたり、気の巡りを滞らせたりすることがあります。これにより、イライラ、不眠、なんとなくソワソワするといった心の高ぶりや、体の不調が出てきがちになるそうです。
また「脾」(胃腸)も季節の変わり目に影響を受けやすい臓腑です。温度や湿度の変化、活動量の増加などで、消化機能が不安定になることも少なくありません。
そういえば、最近、胃の調子が悪いな…と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この蛙始鳴の時期の養生ポイントは、高まる陽気に合わせて「心」のバランスを整え、「脾」(胃腸)を労わることが大切になってきます。巡りをスムーズにすることも意識したいです。
食べ物以外の養生法
食べるものだけでなく、日々の過ごし方でも心と体を労わることができます。
- 適度な運動やストレッチ(気の巡りを良くし、心身をリフレッシュ)。
- 十分な睡眠と休息(心身を休ませる)。
- リラックスできる時間を持つ(音楽、読書、瞑想、趣味など 、心を穏やかに保つ)
- 香りの良いものを取り入れる(ハーブティー、アロマ、季節の花などでリフレッシュ)。
- 日光浴を適度に楽しむ(ただし、強すぎる日差しには注意)
この時期におすすめの薬膳食材3選
今回はこの食材をピックアップしてみました。
- トマト: 体の余分な熱を冷まし、潤いを補います。
- あさり: 余分な熱や湿を穏やかに取り除きます。
- 新じゃが: 胃腸の働きを助け、元気を補います。
おすすめレシピのご紹介
今回ご紹介した「あさり」「新じゃが」といった食材を使った、この時期にぴったりの簡単な薬膳レシピ「あさり、新じゃが、スナップえんどうのガーリックオリーブ蒸し」です。明日の記事で詳しくご紹介します。
まとめ
七十二候「蛙始鳴」の時期は、暦の上で夏が始まり、自然界の陽気が一気に高まる頃です。それに伴い、私たちの体も心も活発になりますが、この変化に優しく寄り添い、高ぶりがちな心と、疲れやすい胃腸(脾)を労わることが大切になります。
今回ご紹介した養生ポイントや食材のヒントを参考に、かえるの元気な歌声に耳を澄ませながら、心穏やかに、そして体を労わりながら過ごしてみてくださいね。
この時期におすすめの食材それぞれの詳しい薬膳的解説と、それらを活用したレシピ「あさりと新じゃが、スナップえんどうのガーリックオリーブ蒸し」の詳しい作り方は、別の記事でご紹介します。
レシピの記事はこちらです! ↓↓
七十二候の次の候は、同じ二十四節気「立夏」の次候にあたる 「蚯蚓出(みみずいづる)」 となります。5月10日からです。