薬膳と香り、心を紡ぐ日々

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【七十二候】第21候 竹笋生(たけのこしょうず) : 胃腸をまもろう! この時期の薬膳

【七十二候】第21候 竹笋生(たけのこしょうず)この時期の薬膳

期間 : 5月15日~20日ごろ

立夏の末候になりました。少し前の候(蛙始鳴や蚯蚓出)で、カエルがでたり、ミミズがでたりと、土の中から出てくる生き物でしたが、今回はたけのこです。

 

前回の第20候 蚯蚓出(みみずいづる)の記事はこちらです ↓

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七十二候「竹笋生」(たけのこしょうず)とは? 

「竹笋生(たけのこしょうず)」は、たけのこが地面から出てくる時期という意味です。例年5月15日~20日ごろの期間を指します。

地面から勢いよくタケノコが顔を出し、驚くほどの速さでグングンと成長する様子が見られます。

実際のタケノコはもっと早いうちから出回っているので、市場やスーパーでタケノコを見かける期間は意外と長いですよね。

今年もタケノコをたくさんいただきましたが、やはりタケノコのあく抜きが大変と思う方が多いと思います。うちの母なんて全くしません(笑)

私は料理教室では、タケノコの皮がついたままあく抜きをするという風に教えてもらいましたが、近所のおばちゃんにきくと、「そんな大きな鍋ないから、皮をとってあく抜きしたらいいよ」と教えてくれました。

米ぬかもなかったら、お米を少しととうがらしを入れるといいそうで、お米であく抜きすることもあります。一番ラクなのは、下茹でしてくれてるタケノコを買うことですね…(笑) たまにスーパーの地元の人が出品してるコーナーにおいていたりします。

 

この時期の体と心は?(薬膳的な視点)

5月も半ばになり、とても暑い日も出てきました。湿度が高い日もあり、まだ体が暑さや湿気に慣れていないので、体調を崩しやすい時期でもあります。

薬膳では、この時期は夏に向けて陽気がさらに高まり、体内に熱がこもりやすくなるのに加え、湿度の上昇により余分な「湿(しつ)」が溜まりやすくなると考えられています。この「熱」と「湿」が、胃腸(脾)の働きを弱らせたり、気の巡りを滞らせたりします。

これにより、なんとなく体が重い、だるい、食欲不振、胃もたれといった胃腸の不調や、熱による口の渇き、そして心が高ぶるといった症状が出やすくなるので注意が必要ですね。

この時期に心掛けたい養生ポイント

この時期の体調変化を踏まえ、薬膳的な視点から心掛けたい養生ポイントは以下の通りです。

  • 体内の余分な熱を冷ます
  • 余分な湿を取り除く
  • 胃腸の働きを助ける

冷たいものや油っこいもの、甘すぎるもの、味の濃すぎるものなど、なんでも「~すぎる」ものは胃腸に負担をかけ、熱や湿を溜めやすくしますので、意識して控えめにすることが大切になります。

食以外の養生は

  • 適度な運動やストレッチ(汗をかいて熱や湿を出す)
  • 十分な睡眠と休息
  • 湯舟につかって体を温め、巡りをよくする(長湯での消耗には注意が必要です)
  • 湿度対策(換気や除湿機を活用)
  • ストレスケア

この時期おすすめの薬膳食材

この時期の養生ポイントである「熱を冷ます」「湿を取り除く」「胃腸を助ける」といった働きを持つ食材の中から、特におすすめのものを3つ選んでみました。

  • たけのこ  体にこもりやすい熱を冷ます作用や、体内の余分な湿を取り除く働きがあるといわれています。
  • にんにくの芽  お腹を温めて、胃腸の働きを助け、気の滞りを動かす作用があるといわれています。
  • 甘夏  体にこもりやすい熱を冷まし、必要な潤いを補う作用があるといわれています。

これらの食材を日々の食事に上手に取り入れてみてくださいね。

最近、甘夏にはまっています。とっても美味しいですよ~

今回のおすすめレシピ

今回おすすめした食材、にんにくの芽をスーパーの地元の方の出品コーナーでみかけたので「ニンニクの芽となすの味噌炒め」を作ってみました。

結構ずっしりで、ご飯がすすみました!

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まとめ

七十二候「竹笋生」(たけのこしょうず)の時期は、初夏の高まる陽気と共に、熱や湿気が体内に溜まりやすくなり、胃腸にも負担がかかりやすい頃です。

タケノコのように力強く、体内の不要なものをスムーズに排出することを意識しながら、熱と湿気、そして胃腸のケアを心掛けて過ごしましょう。

竹笋生の次は、二十四節気立夏」が終わり、次の二十四節気小満(しょうまん)」へと入ります。七十二候は、第22候「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」です。