
梅雨のじめじめした季節、食欲が湧かずに体もだるい…そんな症状はありませんか?
そんな時におすすめなのが、旬の「いわし」と「梅干し」を使った薬膳料理です。
前回の七十二候、第27候 梅子黄(うめのみきばむ)「梅雨の胃腸不調に!酸味で食欲回復する薬膳養生法」では、この時期におすすめの食材として「いわし」「梅」「トマト」をご紹介しました。
今回は、その中から「いわし」と「梅」を使った、胃腸の働きを助けて疲労回復効果も期待できる「いわしのさっぱり梅ソースがけ」を実際に作ってみました!
簡単に作れて、家族にも好評だったこのレシピを詳しくご紹介しますね。
いわしのさっぱり梅ソースがけ:材料と作り方【写真で解説!】
梅雨の薬膳にぴったりな「いわしのさっぱり梅ソースがけ」。手軽に手に入るいわしの開きを使って、実際に作ってみたので、詳しい材料と作り方をご紹介しますね。
材料(だいたいの分量)
- いわしの開き:4尾
- 梅干し:中2個
- 大葉:3〜4枚(千切り)
- 塩、こしょう:少々
- 小麦粉:大さじ2〜3
- みりん:大さじ1
- 水:大さじ1
- 醤油:小さじ1/2
- サラダ油:大さじ2
作り方
- いわしの下準備 : いわしの開きはキッチンペーパーで余分な水気をしっかり拭き取ります。両面に軽く塩こしょうを振り、薄く小麦粉をまぶします。
- 梅ペーストを作る : 梅干しは種を取り除き、包丁で細かく切ります。 小さなボウルに叩いた梅干し、みりん、水、醤油を入れてよく混ぜ合わせます。これが梅ソースになります。

- いわしを焼く: フライパンにサラダ油を熱し、小麦粉をまぶしたいわしを並べます。中火で両面にこんがりと焼き色がつき、中までしっかり火が通るまで焼きます。

- 盛り付け: 焼き上がったいわしを、お皿に盛り付けます。
- 仕上げ: 焼いたいわしの上に、作っておいた梅ソースをかけます。 千切りにした大葉をたっぷりと乗せたら完成です!

このレシピで使う食材の薬膳的効果とは?
今回ご紹介する「いわしのさっぱり梅ソースがけ」は、梅雨時期の「湿」による不調や夏バテ予防に嬉しい効果が期待できる薬膳レシピです。使われている食材が持つ薬膳的な効能を見ていきましょう。
- いわし
- 元気や血液を補い、疲労回復や貧血予防に役立ちます。梅雨のじめじめで消耗しやすい体力をサポートします。
- 胃腸の働きを助け、消化吸収を高めます。薬膳では、いわしなどの青魚は「脾胃(胃腸)」を補う食材とされます。
- 梅干し(梅)
- 口の渇きを潤し、疲労回復を助けます。
- 下痢を止める効果も期待できます。
- 独特の酸味は食欲を増進させ、消化を助け、弱った胃腸の働きを助けます。殺菌作用も期待でき、この時期の食中毒予防にも一役買ってくれます。
- 大葉(青じそ)
- 「気」の巡りをスムーズにし、停滞した気を散らして気分をすっきりさせます。
- 体内の余分な湿を取り除く働きも期待できます。爽やかな香りは食欲増進効果もあり、梅雨の時期には特に食欲を刺激してくれます。
これらの食材が組み合わさることで、梅雨のじめじめによる体のだるさや食欲不振を和らげ、体を内側から整える効果に期待です!
【作ってみた感想】さっぱりなのにコクがある!ご飯が進む梅ソースが絶品!
今回のレシピで使ったいわしは、私が住んでいる地区に週2回やってくる移動販売の魚屋さんから購入しました。周りにお年寄りが多いので、みなさんとても助かっているみたいです。我が家も新鮮な魚や、スーパーより安くて新鮮な野菜を持っているのでいつも助かっています。
今回はちょうど開いた「いわし」がなかったので、私が手で開いて使用しました。いわしを開いて半身にし、周りの背びれや骨を丁寧に取り除いたので、家族みんなが食べやすかったようです。
我が家の梅干しは、母の友人からいただいたものですが、少し皮が固いタイプ。そのため、梅ソースを作る時に梅干しがゴロゴロっと残ってしまいましたが、それはそれで食感が楽しめて美味しく食べられました。
父に感想を聞くと、最初は「うん、いい」の一言だけ(笑)あまり好きではなかったかな?と少し心配しましたが、次の日のお弁当に残りのいわしを焼いて入れたところ、「弁当のさかなには梅ソースがついていなかった」と残念そうに言われました。これは、美味しかったに違いありません!(笑)
母は、少し酸っぱいのが苦手なようで、梅のソースが「ちょっと酸っぱい」と言っていましたが、時々酸っぱそうなそぶりをしながらも、美味しそうに完食していました(笑)
梅干しも種類によって味が様々なので、梅ソースを作る際は、ぜひ味見をしながら、甘さを足したり、梅干しの量を調整してみてくださいね。
【レシピのポイントとコツ】失敗しない&もっと美味しくなる!
とても簡単に作れるこの料理ですが、さらに美味しく、失敗なく作るためのポイントをいくつかご紹介します。
- いわしの水気はしっかり拭き取る: 臭みを抑え、美味しく焼き上げるために、いわしはキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ることが大切です。
- 小麦粉は薄くまぶす: 薄く小麦粉をまぶすことで、焼き色がつきやすくなり、旨味を閉じ込める効果があります。カリッとした食感も楽しめます。
- 梅干しは丁寧に叩く: ソースの口当たりを良くするために、梅干しは種を取り除いた後、包丁でしっかり叩いてペースト状にしてください。
- 大葉はたっぷりと: 大葉は彩りだけでなく、爽やかな香りで食欲を増進させ、薬膳的な効果も高めてくれます。ぜひたっぷりと乗せてみてください。
- 焼き加減は好みに合わせて: いわしは火が通りやすいので、焼きすぎに注意し、ふっくらと仕上げましょう。
【アレンジアイデア】いわしのさっぱり梅ソースがけをもっと楽しむ!
基本のレシピも美味しいですが、少しアレンジを加えるだけで、さらにバリエーションが広がります。
- 薬味をプラス:
- みょうがの千切りや刻みネギを加えると、さらに香りが豊かになり、食欲を刺激します。
- お好みで、すりおろした生姜やニンニクを梅ソースに少量加えてもよさそうです。
- 野菜を追加:
- 焼いたナスやオクラ、ししとう、ピーマンなど、他の夏野菜を添えても相性抜群です。
- きゅうりの薄切りを添えて、箸休めにしても良いでしょう。
- 風味を足す:
- 梅ソースにごま油をほんの少し加えると、香ばしさとコクが増します。
まとめ:梅雨の「湿」と「気血」対策に!いわしのさっぱり梅ソースがけ
今回は、梅雨の時期におすすめの薬膳レシピ「いわしのさっぱり梅ソースがけ」をご紹介しました。
胃腸を労わる梅、体力や気血を補ういわし、気の巡りを良くする大葉の組み合わせは、梅雨のじめじめによる体のだるさや食欲不振を和らげ、夏に向けての体力をサポートしてくれます。
とても簡単に作れて美味しく、食卓のレパートリーにも加えやすい一品です。ぜひ食卓にも取り入れて、梅雨のだるさを吹き飛ばし、元気に夏を迎える手助けにしてみてください。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺