薬膳と香り、心を紡ぐ日々

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「夏バテ予防の食事法・薬膳養生のコツ【夏至の体調管理】」

・二十四節季 夏至 初候
・七十二候  第28候 乃東枯(なつかれくさかるる)

 

本格的な夏が始まり、暑さで食欲が落ちたり体がだるくなったりしていませんか?

七十二候「乃東枯(なつかれくさかるる)」の時期(6月21日~25日頃)は、一年で最も昼が長い夏至を迎え、本格的な暑さが始まる時期になりました。

この時期は「暑邪(しょじゃ)」という暑さの邪気が体に侵入しやすく、夏バテの原因となります。

今回は、夏バテを予防する薬膳養生法と、この時期におすすめの食材をご紹介します。冷やしすぎない適切な体調管理で、元気に夏を乗り切りましょう!

 

前回の 第27候の記事はこちら↓

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夏枯草について

「乃東枯(なつかれくさかるる)」は、冬に芽を出し、夏に枯れるという「夏枯草(ウツボグサ)」が枯れてくる時期という意味です。
ウツボグサを見た事はないのですが、中国の最古の医学書にもこの夏枯草の名前があり、生薬としても使われる植物なんだそうです。

 

乃東枯(なつかれくさかるる)の時期に気をつけたい薬膳的養生法は?

本格的に夏が始まってくるこの時期は、気温と湿度がさらに上昇し、体内の「熱」と「湿」がこもりやすくなっています。特に胃腸の働きが弱まりやすく、夏バテの原因になります。

・「暑邪(しょじゃ)」から体を守る
夏は「暑邪」という暑さの邪気が体に侵入しやすい時期です。体内の熱を適切に冷まし、熱中症や体のほてりを防ぎましょう。冷やしすぎは禁物です。

・「湿(しつ)」を取り除く
引き続き、体のだるさ、むくみ、食欲不振などの原因となる余分な湿気を排出する利水作用のある食材を取り入れましょう。

・胃腸を労わって、気を補う
暑さで食欲が落ちたり、冷たいものの摂りすぎで胃腸が弱りがちになります。消化の良いものを摂り、元気の源である「気」を補って夏バテを予防しましょう。

・適切な水分補給と汗の管理
汗をかく量が増えるので、こまめな水分補給が必要です。ただし、冷たいものの摂りすぎに気をつけてください。適度に汗をかくことも大切です。

 

「乃東枯」の時期におすすめの薬膳食材3選

この時期の夏バテ予防と体調管理にぴったりの食材、今回はこちらの3つをご紹介します。

✅ゴーヤ
・ 体内の余分な熱を強力に冷ます効果があります。ほてりや口の渇き、夏バテによるだるさの緩和に役立ちます。
・ 苦味は胃腸の働きを助け、食欲増進効果も期待できます。

そうめん(小麦)
・胃腸の働きを助け、消化吸収を高めます。
・薬膳では、小麦は心を養い、精神を安定させる効果もあるとされます。食欲がない時でも食べやすく、エネルギー補給にも適しています。

豚肉
 汗をかくことで消耗されやすい夏に、疲労回復や体力維持に役立ちます。

 

今回の薬膳レシピはです。
夏バテで食欲がなくてもツルッと食べられる、薬膳効果たっぷりの「梅生姜タレの具だくさんそうめん」を次回の記事でご紹介します。

おわりに

今回の七十二候「乃東枯」の時期は、本格的な夏の訪れを感じるとともに、体調管理がより重要になる季節です。

夏の暑さに慣れないうちに急激に高温の日が続いたりで、体も不調が出やすくなります。私もここ2日ほど、エアコンで冷えすぎて朝起きたら喉がちょっと痛いなと感じています。暑いからといって冷やしすぎるのも良くないですがエアコンの調整がとても難しいです。

暑さや湿気で体力が消耗しやすく、胃腸が弱りがちになりますが、今回ご紹介した食材や養生法を取り入れることで、夏バテを予防し、元気に夏を過ごすための土台を作る助けになればいいなと思います。

冷たいものの摂りすぎに注意しながら、旬の食材の力を借りて、心身ともに健やかに過ごしていきましょう。

次の七十二候は、6月26日頃から「夏至」の次候、「菖蒲華(あやめはなさく)」です。菖蒲の花が咲き始める頃ですね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺