
連日の猛暑で体がほてり、食欲も落ちていませんか?
前回の七十二候「温風至(あつかぜいたる)」の記事では、夏の暑さで消耗しやすい体を潤す食材として「桃」「バナナ」「キウイ」をご紹介しました。
今回は、それらの旬のフルーツをたっぷり使った「梅香る☆七夕フルーツヨーグルト」を実際に作ってみました!体を潤し、熱を冷ます効果が期待できるフルーツと、腸内環境を整えるヨーグルトを組み合わせた、夏にぴったりの薬膳デザートです。
寒天で固めるので、冷たくてさっぱり!暑い日のおやつや食後のデザートにおすすめですよ。私は手作りの梅シロップをかけて食べましたが、なくても美味しかったです。
フルーツヨーグルト:材料と作り方【写真で解説!】
夏の体調管理にぴったりの「フルーツヨーグルト」
今回は、体を潤す効果が期待できる旬のフルーツをたっぷり使ったレシピをご紹介しますね。
材料(4人分)
- ヨーグルト(プレーン):300g
- 牛乳:200ml
- 水:100ml
- 粉寒天:8g
- 砂糖:80gくらい。お好みで増やしてください
【フルーツ】
- 桃:1個
- バナナ:1本
- キウイ:1個
- ブルーベリー:適量
- みかん(缶詰でもOK):適量
- メロン:お好みで
作り方
- 下準備: ヨーグルトは室温に戻すか、軽く温めておきます。フルーツは食べやすい大きさにカットし、容器の底に見栄え良く並べておきます。

- 寒天液を作る: 鍋に牛乳、水、粉寒天を入れてよく混ぜ、弱火にかけて寒天を完全に溶かします。沸騰したら1〜2分煮て、火を止めます。
- 砂糖とヨーグルトを加える: 火を止めた鍋に砂糖を加えてよく混ぜ、粗熱が取れたら温めたヨーグルトを加えて素早く混ぜ合わせます。

- 最初の層を作る: 容器に並べたフルーツが隠れるくらいまで寒天液を流し入れます。
- 残りのフルーツを混ぜる: 残りのフルーツを鍋の寒天液に加えて軽く混ぜ、容器に流し込みます。
- 冷やし固める: 冷蔵庫で2〜3時間冷やし固めて完成です!

ワンポイントアドバイス
- 手早く作業: 寒天は冷めると固まり始めるので、ヨーグルトや砂糖を加える際は手早く行いましょう
- 温度管理: エアコンの風が直接当たらない場所で作業すると、寒天が固まりにくくなります
- 容器選び: 透明な容器を使うと、フルーツの層がきれいに見えて華やかに仕上がります
このレシピで使う食材の薬膳的効果とは?
今回ご紹介する「フルーツヨーグルト」は、夏の暑さで消耗した体を潤し、熱を冷まし、胃腸を整える薬膳効果が期待できるデザートです。
- 桃
- 体液を生み出し、喉の渇きを潤す効果が高く、夏の水分補給に最適
- 腸を潤し、便秘の解消にも役立ちます
- バナナ
- 体の余分な熱を冷まし、夏のほてりを緩和
- 体を潤し、夏の乾燥による不調を和らげます
- 胃腸の働きを助け、元気を補給
- キウイ
- 体の余分な熱を冷まします
- 胃の働きを丈夫にし、消化を助けます
- ビタミンCが豊富で、夏の疲労回復や美肌効果も期待
- ブルーベリー
- 体の潤いを補い、目の疲れにも良いとされます
- 体の熱を冷まし、毒素の排出を助けます
- みかん
- 気の巡りを良くし、胃腸の働きを助けます
- 痰を取り除く働きがあります
- メロン
- 体の熱を強力に冷まします
- 体内の余分な水分を排出し、むくみの改善に役立ちます
- ヨーグルト
- 胃腸の働きを助け、腸内環境を整えます
- 体を潤す働きがあります
これらの食材の組み合わせが、夏の暑さによる体の不調を和らげ、体を内側から潤して整える効果を期待できます。
【作ってみた感想】見た目は豪華だけど、作り方にちょっと反省点も…
我が家にはちょうど良い容器がなかったので、2つの容器に分けて作りました。
実は作業中にいくつか失敗がありました。暑くてエアコンを入れて冷たい風が当たっていたことと、ヨーグルトが冷たくなっていたり、手早くできなかったので、寒天を入れた後の鍋に果物やヨーグルトを入れるたびに固まっていき、容器にすべて入れる頃には、ちょっとボコボコになってしまいました。
また、今回はてんさい糖を使ったので、少しだけ茶色っぽい仕上がりになっています。白砂糖を使えばもっと透明感のある仕上がりになったかもしれませんが、てんさい糖の優しい甘さも良かったです。
もうちょっと手早く、エアコンの風を当てずに作るときれいにできあがるでしょうか。もう少し加熱して、固まらないようにするといいのかな?反省点をもとに、しばらくしたらまたチャレンジしようと思います。
家族の感想は…
- 父:「美味しかった」これは珍しいです(笑)
- 母:「かたいなー」と言っていましたが、ゼリーのつもりだったようで、寒天だからこんなものじゃない?と話すと、そうかなと納得していたようです
果物がたくさんなので、とてもリッチな感じでした。スーパーでカットしたメロンが割引になって売っていたので、メロンも入れて豪華に作りました。
そして、今年初めて作った梅シロップがそろそろ出来上がるころなので、少しかけて食べてみました!梅シロップの爽やかな酸味と甘さが、フルーツヨーグルトによく合って、さらに夏らしい味わいになりました。手作りの梅シロップを使えて、とても嬉しかったです。
が、出来上がって気づいたこと。桃を入れ忘れてる…!! ということで、この時期おすすめの「桃」は冷蔵庫の中に残ったままなので、普通に切って食べようと思います(笑)
今回は桃を入れ忘れたり、作る時もうまく出来ませんでしたが、写真はきれいなところを採用しました!
【レシピのポイントとコツ】失敗しない&もっと美味しくなる!
今回の失敗を踏まえて、成功のポイントをご紹介します。
- 温度管理が重要: エアコンの風が直接当たらない場所で作業し、寒天液が固まらないよう注意
- 材料は事前に準備: ヨーグルトは必ず温めておき、フルーツもすべてカット済みにしておく
- 手早く作業: 寒天液に材料を加える際は、固まる前に素早く混ぜて流し込む
- フルーツの配置: 底に並べるフルーツは見栄えを考えて丁寧に配置すると仕上がりが美しい
【アレンジアイデア】フルーツヨーグルトをもっと楽しむ!
基本のレシピも美味しいですが、アレンジでさらに楽しめます。
- 季節のフルーツで:
- 秋:柿、りんご、ぶどう
- 冬:いちご、みかん、キウイ
- トッピングを追加:
- ミントの葉で爽やかに
- ナッツで食感をプラス
- 甘さを調整:
- 砂糖の代わりにはちみつやメープルシロップで
おわりに:旬のフルーツで暑い夏を乗り切ろう!
今回は、夏の体調管理にぴったりの「梅香る☆フルーツヨーグルト」をご紹介しました。
寒天ですし、おやつにも良いですので、ぜひ作ってみてください。作り方にちょっとコツがいりますが、手早く作業すればきっと上手くできるはずです。
体を潤し、熱を冷ます効果が期待できる旬のフルーツをたっぷり使って、暑い夏を元気に乗り切りましょう!
次の七十二候は、7月12日頃から「小暑」の次候、「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。美しい蓮の花が咲き始める頃ですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺