
・二十四節季 小暑
・七十二候 第三十三候 鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)
・期間 7月17日~7月21日頃
厳しい暑さが続く中、体力の消耗や食欲不振を感じていませんか?
7月17日から21日頃は、七十二候の「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」に入ります。これは二十四節気「小暑」の末候にあたり、鷹の雛が親から飛び方を学ぶ頃という意味です。
この時期は本格的な夏の暑さがピークを迎え、体内の熱がこもりやすく、夏バテのリスクが高まります。鷹の雛が一生懸命に技を学ぶように、私たちも夏の暑さと上手に付き合う方法を学んでいきましょう。
そこで今回は、この時期の体調管理にぴったりの薬膳養生法と、暑さに負けない体を作るおすすめの食材をご紹介します。まさに夏本番を迎える今、体の内側からしっかりと暑さ対策をしていきましょう。
前回の第32候はこちら ↓
七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」とは?
「鷹乃学習」とは「鷹の雛が飛び方の技を学ぶ」という意味です。春に生まれた鷹の雛が、親鳥から狩りの技術や飛行技術を学び、独り立ちに向けて練習を重ねる時期を表しています。
鷹の雛は必死に技を学び、私たちは夏の厳しい暑さに対処するための方法を学ぶことが大切な時期のようです。
この時期は梅雨明けが本格化し、連日の猛暑が続く地域も多くなります。まさに夏の暑さとの「戦い方」を学ぶべき時期と言えそうですね。
「鷹乃学習」の時期に気をつけたい薬膳的養生法は?
夏の暑さが本格化するこの時期は、体内に「熱(ねつ)」が最もこもりやすく、「陰液(いんえき)」という体の潤いが大量に消耗される時期です。
- 体にこもった強い熱を効率的に冷まし、熱中症や体の深部の火照りを防ぎましょう
- 大量の発汗で失われる体の潤いを積極的に補い、脱水症状を防ぎます
- 暑さで最も弱りやすい胃腸を守り、栄養吸収力を維持します
- 暑さによる体力の過度な消耗を防ぎ、夏バテを予防します
- 汗をかきすぎず、かかなさすぎず、体温調節機能を正常に保ちます
「鷹乃学習」の時期におすすめの薬膳食材3選
この時期の猛暑対策と体調管理に最適な食材、今回はこちらの3つを取り上げてみました。
- 冬瓜(とうがん):
- 体の深部にこもった熱を強力に冷まし、余分な水分も排出します
- 暑気あたりの解消に特に効果的です
- 適切な利尿作用で体内の熱を排出します
- 鶏肉:
- 元気の源である「気」を補い、夏バテによる疲労を回復します
- 胃腸の働きを助け、食欲不振を改善します
- 冷たいものの摂りすぎで冷えた胃腸を適度に温めます
- 良質なタンパク質で、暑さで消耗した体力を効率的に回復させます
- はとむぎ:
- 体内の余分な水分と湿気を排出し、むくみを解消します
- 胃腸の働きを健やかにし、消化吸収を助けます
- 体の余分な熱を冷まし、肌トラブルの改善にも効果的です
- 体内の老廃物を排出し、美肌効果も期待できます
今回の薬膳レシピのご紹介:「鶏肉・なす・とうがんのオイスター炒め」
次回の記事では、この時期にぴったりの食材「鶏肉」と「とうがん」を使った、体の内側から暑さを取り除く「鶏肉・なす・とうがんのオイスター炒め」をご紹介します。
なすも加えることで、さらに体を冷やす効果と食べ応えをプラス。猛暑に負けない体を作る、薬膳効果抜群のレシピをお楽しみに!
おわりに:鷹のように学んで、夏の暑さを乗り切ろう
今回の七十二候「鷹乃学習」の時期は、鷹の雛が技を学ぶように、私たちも夏の暑さと上手に付き合う方法を身につける大切な時期です。
ところで、今回おすすめ食材として取り上げた「とうがん」ですが、皆さんの家では食べていますか?我が家では「とうがん」を料理したことがありませんでした。外食で料理の1品として出てきたことはあったと思いますが、当然買ったこともありません。
スーパーで何度か探してみたのですが、なかなかみつからず、周辺の人もあまり使わない食材なのかな〜と思っていました。休みの日にちょっと遠くの大きいスーパーに行くことがあるのですが、先日ついに発見!4分の1に切られて売っていました。母も「買ったのはじめて」と言っていました(笑)
実際に調理してみると、思ったより柔らかくて扱いやすかったです。ネットのレシピを見ながら初挑戦してみましたが、どんな料理になったかは、次の記事でご紹介しますね。
連日の猛暑で体調管理が大変ですが、冬瓜、鶏肉、はとむぎなどの薬膳食材を上手に取り入れることで、体の内側から暑さに負けない体を作ることができます。
鷹の雛が一生懸命に飛び方を覚えるように、私も新しい食材にチャレンジして、夏を元気に乗り切る勉強ができたようです。
次の七十二候は、7月22日頃から二十四節気「大暑」の初候、「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。いよいよ一年で最も暑い時期「大暑」を迎えますね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺