
暦の上では穀物が実り、収穫の季節を迎える頃となりました。皆さんの住んでいるところでも、秋の実りを感じられるようになってきましたか?
9月2日から6日頃は、七十二候の「禾乃登(こくものすなわちみのる)」に入ります。これは二十四節気「処暑」の末候にあたり、稲などの穀物が実って収穫の時期を迎えるという意味です。
「禾」は稲などの穀物を表し、「登」は実るという意味があります。長い夏を乗り越えて、ついに収穫の喜びを迎える季節です。この時期は、自然界が豊かな実りを迎えるように、私たちの体も夏の疲れから回復し、秋の充実した季節に向けて準備を整える大切な時期でもありますね。
そこで今回は、この季節の体調管理にぴったりの薬膳養生法と、先週行った八女での体験で出会った素晴らしい旬の食材をご紹介します。実りの季節に、体の内側から豊かな秋を迎える準備をしていきましょう。
七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」とは?
「禾乃登」とは、「穀物がついに実る」という意味です。春に種をまき、夏の暑さを乗り越えて、ついに収穫の時期を迎える喜びの季節を表しています。
この時期は、稲穂が黄金色に輝き、農家の方々にとっては一年で最も重要な収穫の季節です。また、梨やぶどうなどの果物も美味しくなり、まさに「実りの秋」を実感できる頃でもあります。
自然界が豊かな恵みを与えてくれるこの時期は、私たちも夏の疲れを癒し、秋の充実した季節に向けて体調を整える絶好のタイミングでもあります。
「禾乃登」の時期に気をつけたい薬膳的養生法は?
穀物が実り、収穫の季節を迎えるこの時期は、体も豊かな栄養を蓄えて秋への準備を整えることが重要になります。
- 秋の乾燥に本格的に備えて、体の潤いを充実させます
- 秋の主要臓器である肺の機能を高め、呼吸器系を強化します
- 収穫の季節にふさわしく、胃腸の消化吸収力を向上させます
- 夏の疲労を完全に回復させ、秋の活動に備えた体力を蓄えます
- 気候の変化に対応できる免疫力を高めます
「禾乃登」の時期におすすめの薬膳食材2選:梨と緑茶
先週の八女での体験で出会った、この時期の体調管理に最適な食材を2つご紹介します。
- 梨:
- 体液を生み出し、秋の乾燥から体を守ります
- まだ残る夏の熱を冷まし、体の火照りを鎮めます
- 肺を潤し、秋の主要臓器である肺の働きを助けます
- 痰を取り除き、呼吸器系を清浄に保ちます
- 体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します
- 食物繊維やペクチンが豊富で、腸内環境の改善にも効果的です
・緑茶:
- 体の余分な熱を冷まし、毒素を排出します
- 余分な水分を排出し、むくみを解消します
- 気持ちをすっきりさせ、集中力を高めます
- 消化を促進し、胃もたれを解消します
- カテキンやビタミンCが豊富で、老化防止効果があります
- テアニンが含まれており、リラックス効果も期待できます
八女での素敵な体験談
先週、福岡県の八女に行ってきました。美味しい梨と素晴らしいお茶に出会うことができました。
まず、道の駅うきはで買い物をしました。梨がたくさん売られていて、買い物客もとても多く、車を止めるのも一苦労。中に入っても大混雑で、ゆっくり見ることもできませんでしたが、頑張って色んな梨を購入しました。
その後、八女の星野村へ。私の大好きな星野製茶園さんの店舗にはじめて行くことができました。いつもはネット注文でした。数年前に新しくできたお店らしく、とてもきれいでたくさんのお茶を売っていました。
中に入ると「何名様ですか?」と聞かれ、人数分の2種類のお茶とお菓子を出してくれました。お茶屋さんで飲むお茶は本当に美味しいですよね。プロが入れてくれるのでとても美味しいです。
その日飲ませてくれた水出しのお茶と、いつも買うお茶と、珍しそうなお茶を購入しました。
次に有名な蕎麦屋さんで昼食をとった後、茶の文化館で、しずく茶とほうじ茶かき氷を食べました。美味しかった~
しずく茶は、蓋つきのお湯のみにお茶の葉が入っていて、数回それぞれ違う温度のお湯を入れて、蓋をずらして飲むという変わった飲み方でした。このお茶はとても高級なお茶なのだそうです。

最後まで楽しんだお茶は、茶葉も食べるようになっていました。塩と酢醤油も一緒に出してくれていたので、それをつけて茶葉も食べてしまいます。初めての体験で、美味しかったし、茶葉を食べるという体験もできました。

おわりに:実りの季節に感謝して、豊かな秋を迎えよう
今回の七十二候「禾乃登」の時期は、穀物が実り、自然界が豊かな恵みを与えてくれる収穫の季節です。
八女での体験を通して、日本の素晴らしい食文化と、プロの技術の素晴らしさを改めて実感しました。道の駅での新鮮な梨、星野製茶園さんでの心のこもったおもてなし、茶の文化館でのしずく茶体験、どれも忘れられない思い出になりました。
特にしずく茶で茶葉を食べるという初めての体験は、お茶の新しい楽しみ方を教えてくれました。普段捨ててしまう茶葉にも豊富な栄養が含まれているので、食べるという事は馴染みはないですが、とても良い事なんだなぁと実感しました。
母は塩で食べるのが好みで、私は酢醤油で食べるのが美味しいと思いました。
実りの季節に、このような素晴らしい食材に出会えたことに感謝し、梨と緑茶の恵みを上手に取り入れて、豊かな秋への準備を整えていきましょう。
まだ暑い日もありますが、実りの秋を楽しみに過ごしていきましょう。
次の七十二候は、9月7日頃から二十四節気「白露」の初候、「草露白(くさのつゆしろし)」です。草に露が降りて白く見える頃ですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺
