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天と地に涼風が吹く季節!天地始粛の薬膳養生法【処暑の体調管理】


暦の上では暑さも和らぎ、天と地に涼しい風が吹き始める頃となりました。皆さんの住んでいるところでも少しずつ涼しさを感じるようになってきましたか?

8月28日から9月1日頃は、七十二候の「天地始粛(てんちはじめてさむし)」に入ります。これは二十四節気処暑」の次候にあたり、天と地の暑さが和らぎ始める時期という意味です。

「粛」という字には「涼しい」「静か」という意味があり、夏の猛暑が少しずつ和らいで、秋らしい静かで落ち着いた気配が漂い始める季節を表しているそうです。この時期は、朝夕の涼しさが増し、空の雲も秋らしく変化してくる頃でもありますね。

そこで今回は、この季節の体調管理にぴったりの薬膳養生法と、秋の代表的な味覚として親しまれている旬の食材をご紹介します。天と地に涼風が吹く美しい季節に、体の内側から秋への準備を整えていきましょう。

七十二候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」とは?

「天地始粛」とは、「天と地の暑さが和らぎ始める」という意味です。夏の間、強い太陽の熱で温められていた大地と空気が、少しずつ冷やされて涼しくなり始める時期を表しています。

この頃になると、朝夕には肌寒さを感じる日も出てきて、空気も乾燥し始めます。雲の形も夏の入道雲から、秋らしいうろこ雲やひつじ雲に変わってくることが多くなります。

自然界全体が夏から秋への移行を本格的に始めるこの時期は、私たち人間の体も季節の変化に合わせて調整していく大切な時期でもあります。

「天地始粛」の時期に気をつけたい薬膳的養生法は?

天と地の暑さが和らぎ、秋の気配が深まってくるこの時期は、体の内側から秋への準備を整えることが重要になります。

  • 秋の乾燥に備えて、体の潤いを補い始めます
  • 秋の主要臓器である肺の働きを強化し、呼吸器系を整えます
  • 夏バテで弱った胃腸の機能を回復させ、秋の食欲を取り戻します
  • 消化機能を整え、秋の美味しい食材を体に取り込みやすくします
  • 朝晩の寒暖差に備えて、体表の防御力を高めます

「天地始粛」の時期におすすめの薬膳食材:さんま

この時期の体調管理と秋の味覚として最適な食材をご紹介します。

さんま

  • 体力を補い、夏の疲労を回復させます
  • 胃腸の働きを強化し、消化機能を向上させます
  • 血液を補い、貧血の予防と改善に役立ちます
  • 腎の働きを助け、基礎代謝を高めます
  • 体を潤し、秋の乾燥から守ります

さんまには良質なタンパク質とDHAEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、脳の働きを活性化し、血液をサラサラにする効果があります。また、ビタミンB群も豊富で、疲労回復や神経系の健康維持にも効果的です。

秋の代表的な味覚として古くから親しまれているさんまは、この時期の体調管理にまさにぴったりの食材なんですね。

さんまの塩焼き体験談

先日、移動販売の魚屋さんからさんまを購入して、さんまの塩焼きを食べました。

今私の家には、「かぼす」も「すだち」もあるので、両方かけて食べてみました。

かぼすが食べ慣れた味でしたが、やはりすだちも美味しかったです。同じ柑橘類でも、さんまとの相性がそれぞれ違って面白かったです。

家族の反応:

  • : 「お、今日はさんまか。お父さんはカボスだ」
  • : 「魚屋さんのさんまは新鮮で良いわね。かぼすとすだちの食べ比べも楽しい」

今年はさんまが多いと聞きました。豊漁だと値段も手頃になり、たくさん食べられるのが嬉しいですね。

さんまと柑橘の組み合わせ効果

さんまにかぼすやすだちをかけて食べるのは、美味しいだけでなく薬膳的にも理にかなった食べ方です。

さんま + かぼす/すだち の効果:

  • 柑橘類の酸味が胃酸の分泌を促し、さんまの消化を助けます
  • 柑橘の香りがさんまの生臭さを和らげ、食べやすくします
  • さんまにはビタミンCが少ないため、柑橘類で補完できます
  • 柑橘類の気の巡りを良くする作用で、さんまの栄養吸収を促進します

おわりに:天と地に涼風が吹く季節を味わおう

今回の七十二候「天地始粛」の時期は、天と地の暑さが和らぎ、秋らしい涼しさを感じ始める季節です。

さんまの塩焼きを食べながら、かぼすとすだちの食べ比べをしてみて、どちらも美味しく、秋の味覚をより一層引き立ててくれました。

今年はさんまが豊漁だと聞いているので、この機会にたくさん味わいたいと思います。

天と地に涼風が吹くこの美しい季節に、旬の食材を上手に取り入れて、体の内側から秋への準備を整えていきましょう。

今年はまだまだ暑さが続きますが、早く朝晩は涼しくなって欲しいなと思います。体調管理に気をつけて秋の訪れを楽しみに過ごしていきましょう。

次の七十二候は、9月2日頃から「処暑」の末候、「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。穀物が実る頃ですね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺