
第14候「鴻雁北(こうがんかえる)」この時期の薬膳
春の深まりを感じる、鴻雁北の食養生
二十四節気「清明」の次候にあたるこの時期は、越冬のために日本に来ていた雁たちが北へ帰っていく頃とされています。
ひとつ前の候ではツバメが来て、今回の候では冬の鳥、雁などが北へ旅立つという入れ替わりの候です。
✅前回の第13候はこちら↓
春の陽気が増し、空気の中に初夏の気配も感じられるようになります。
新生活が始まり、心も体も知らず知らずのうちに緊張しがちなタイミング。
そんな今こそ、心と体のバランスを整える食養生が大切です。
我が家では、妹が転勤になり名古屋へ引っ越しました。今までは車で2時間ちょっとで会いに行けてたのに、かなり遠くになってしまい何だか寂しくなってしまいました。
残った私たちにも、心と体のバランスが必要のようです。
今回はこの時期におすすめの「三つ葉・豆腐・にんじん」を使った「三つ葉とにんじんの白和え」をご紹介します。
鴻雁北におすすめの食材
三つ葉(巡りを整え、気持ちを落ち着ける)
春の香りを届けてくれる日本のハーブ。
✅ 気を巡らせ、春のストレスを和らげる
✅ 食欲不振やイライラにもやさしく働きかける
✅ 香りがよく、リラックス効果が期待できる
にんじん(血を補い、目の疲れを癒やす)
一年を通して手に入る定番野菜。春にも頼りになる食材です。
✅ 薬膳では目の乾きやかすみ、肌の乾燥が気になるときに使われる
✅「脾(ひ)」を助けて消化をサポート
✅疲れやすい春の体にやさしい栄養源です
豆腐(気を補い、体を内側からやさしく整える)
やさしい味わいで、胃腸に負担をかけずに栄養を届ける豆腐は春にもぴったり!
✅ 体にこもった余分な熱を冷ます
✅ 消化を助け、気を補って元気をサポート
✅ 疲れやすい春の体にやさしいタンパク源
🍽️ 今回のレシピ:三つ葉とにんじんの白和え
春の香りと彩りを楽しむ、やさしい味わいです。
豆腐のふんわりとした和え衣が、三つ葉とにんじんの風味を引き立てます
🛒 材料(2人分)
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三つ葉 … 1/2束
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にんじん … 1/4本(細切り)
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木綿豆腐 … 1/2丁(約150g)
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白すりごま … 大さじ1
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みそ … 小さじ1
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砂糖 … 小さじ1
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塩 … 少々
🍳 作り方
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豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをして10分ほど水切りしておく。
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三つ葉はさっと茹でて冷水にとり、水気をしぼって3cmほどに切る。
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にんじんも軽く茹でて、歯ごたえが残るくらいに仕上げる。
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水切りした豆腐をすり鉢(またはボウル)で滑らかにする。
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白ごま、味噌、砂糖、塩を加えてよく混ぜる。
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三つ葉とにんじんを和えて、できあがり✨
まとめ
「鴻雁北」は、自然界でも“切り替え”のエネルギーが働く時期。
人間の体も心も、春から夏へと静かにシフトを始めています。
そんな時期には――
・三つ葉で気を巡らせて心穏やかに
・にんじんで血を養い、春の疲れをケア
・ 豆腐で気を補い、やさしく整える
今回の「三つ葉とにんじんの白和え」は、春の香りと彩り、やさしさが詰まった一皿です。ぜひ、今週の食卓に取り入れてみてください。