
・二十四節季 大暑
・七十二候 第35候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
・期間 7月28日~8月1日頃
連日の猛暑と湿気で、体がベタベタして不快に感じていませんか?
7月28日から8月1日頃は、七十二候の「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」に入ります。これは二十四節気「大暑」の次候にあたり、土が湿気を含んで蒸し暑さが最高潮に達する時期という意味です。
この時期は一年で最も蒸し暑く、体内に熱と湿気がこもりやすくなります。熱中症のリスクも最も高まる時期なので、体の内側からしっかりと暑さ対策をしていくことが重要です。
そこで今回は、この蒸し暑い時期の体調管理にぴったりの薬膳養生法と、体を効率的に冷やし、余分な湿気を取り除くと言われている、おすすめの食材をご紹介します。
七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」とは?
「土潤溽暑」とは、「土が湿気を含んで蒸し暑くなる」という意味です。「溽暑(じょくしょ)」は、湿気を伴った蒸し暑さを表す言葉で、まさに日本の夏の特徴を表しています。
この時期は、気温だけでなく湿度も非常に高くなり、体感温度がさらに上昇します。汗をかいても蒸発しにくく、体温調節が困難になるため、熱中症や夏バテのリスクが最も高まる時期と言えるでしょう。
「土潤溽暑」の時期に気をつけたい薬膳的養生法は?
蒸し暑さが最高潮に達するこの時期は、体内に「熱(ねつ)」と「湿(しつ)」が同時に最もこもりやすくなる時期です。
- 体にこもった強い熱を効率的に冷まし、体温調節機能をサポートします
- 体内の余分な湿気を積極的に排出し、むくみや重だるさを解消します
- 大量の発汗で失われる体液を補い、脱水症状を防ぎます
- 湿熱で最も弱りやすい胃腸を保護し、食欲不振を改善します
- 暑さによるイライラや不眠を和らげ、精神的な安定を保ちます
「土潤溽暑」の時期におすすめの薬膳食材3選
この時期の蒸し暑さ対策に最適な食材を3つご紹介します。
- スイカ:
- 体の熱を強力に冷まし、大量の体液を生み出します
- 適度な利尿作用で体内の熱と老廃物を効率的に排出します
- 暑さによるイライラや不快感を和らげます
- 90%以上が水分で、天然のスポーツドリンクのような働きをします
- きゅうり:
- 体の余分な熱と湿気を同時に取り除きます
- 体液を生み出し、喉の渇きを潤します
- 体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します
- 95%が水分で、サラダや酢の物で手軽に水分補給できます
- 緑豆はるさめ:
- 体の熱を冷まし、毒素を排出する作用が非常に強力です
- 体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します
- 暑気あたりの解消に特に効果的です
- つるつるした食感で食欲がない時でも食べやすく、カロリーも控えめです
今回の薬膳レシピのご紹介:「このしろの酢の物」
次回の記事では、この蒸し暑い時期にぴったりの「このしろの酢の物」をご紹介します。さっぱりとした酢の物は、暑さで疲れた胃腸にも優しく、食欲増進効果も期待できます。このしろの旨味と酢の酸味で、蒸し暑い日でも美味しくいただける一品です。
おわりに:蒸し暑さに負けない体作りを
今回の七十二候「土潤溽暑」の時期は、一年で最も蒸し暑く、体調管理が最も重要になる季節です。
ところで、今回おすすめ食材として取り上げたスイカですが、実は私、数年前まではスイカが苦手でした。そこまで嫌いというわけではなかったのですが、食べたくなかったのです。家族が食べていても私だけ食べないという状況でした。
が、3年くらい前に、ふと、ちょっと食べてみようかな…と思って食べると、暑い夏にとても美味しかったです。それからは毎年食べています。
大分県の日田市は夏はとても暑く、冬も寒い地域ですが、果物などおいしいものがとても多いところです。日田のスイカもとても美味しく、私の住んでいる所でもスイカは産地ではありますが、やはり日田の方が美味しいのではないかと思うくらいです。また梨もとても美味しいです。九州に来た時やスーパーなどで見かけた時はぜひ食べてみてください。
連日の猛暑や高湿度で、体調を崩しやすい時期ですが、スイカ、きゅうり、緑豆はるさめなどの強力な清熱・利水作用を持つ食材を上手に取り入れることで、体の内側から暑さと湿気の両方に対処することができます。
この時期は無理をせず、エアコンや扇風機を適切に使いながら、食事からもしっかりと暑さ対策をしていくことが大切です。
冷たいものの摂りすぎには注意しながら、旬の食材の力を借りて、この蒸し暑い時期を元気に乗り切りましょう。
次の七十二候は、8月2日頃から「大暑」の末候、「大雨時行(たいうときどきふる)」です。夕立や雷雨が多くなる頃ですね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☺